定期メンテナンスの必要性

天然の歯は一度失われると完全に元に戻すことはできません。問題が起きてからでは遅いのです。したがって虫歯や歯周病を早期発見し、毎日の歯みがきだけでは落としきれない汚れを落とすメンテナンスの機会が大切になります。健康寿命を延ばし、QOL(生活の質)を高めるためにも定期的なメンテナンスをおすすめします。
予防治療で大切なこと
予防治療で最も大切なのは、患者さんご自身に自分の歯に興味を持ってもらい、モチベーションを高く日々の歯みがきに取り組んでいただくことです。失ったら二度と元には戻らないご自分の歯を大切に思い、日々メンテナンスしていただいて初めて、私たちの歯科診療も効果を上げることができるのです。
定期メンテナンスでどのぐらい変わるか
定期的にメンテナンスしている人としていない人では、歯の喪失率が大きく変わることが報告されています。歯を失うことは全身の健康に悪影響を及ぼすこともわかっています。
虫歯予防以外にも

定期的にメンテナンスを行うことは、糖尿病や認知症の予防にもつながります。また、最近「サルコペニア」と言って、歯の喪失が加齢に伴って生じる口まわりの筋肉の低下を招き、食べ物を飲み込みにくくなるという研究も進んでいます。お口の健康を守ることは、人生百年時代に最後までQOLの高い生活を送るために欠かせない大事な条件なのです
自ら予防意識を
ご自宅で歯みがきする際に、次の2つのことをぜひ実行してみてください。
- 歯みがきの時間を延ばす
- 鏡の前で順番を意識して磨いてみる
また、鏡の前で上の奥歯、それから前歯、というふうに毎日同じ順番で歯みがきしてみてください。続けるうちに、ご自分の中で予防意識が高まるはずです。